draft/20070810

ナチュラル・ステップとは

ナチュラル・ステップ [1] は、スウェーデンの小児癌の専門医だったカール・ヘンリク=ロベール博士が立ち上げた環境教育NGOだ。 ナチュラル・ステップは、持続可能な社会の条件として 4つのシステム条件 を定義し、行動へ移す枠組み(フレームワーク)を作成して、企業や自治体に対してトレーニング、コンサルテーションを行っている。

7月10日に、ナチュラル・ステップ・インターナショナル日本支部の代表である高見氏のワークショップがあったので参加してきた。なぜ環境に携わる部署でもない、一エンジニアの自分が参加したのか。1つは環境問題に対する興味があり、以前からナチュラル・ステップを知りたいと思っていたから。1つは、ナチュラル・ステップの提唱するフレームワークに興味があったからだ。

現在の環境問題の議論では、しばしば意見の不一致が表面化して、合意形成が難しい、落し所が見えにくいという状況がある。ナチュラル・ステップでは、環境保護と経済的発展の双方を実現する社会を目指している。「持続可能な社会システム」の総括的な原則を定義している。これらの原則は 4つのシステム条件 [2] として定義されている。4つのシステム条件は、とてもシンプルなので長期展望の際の有効な物差しとなり得る。

当日は最初に、グループワークとして「宇宙船」のワークショップを行った。これは500人の人間が宇宙船にのり、宇宙で生活することになったという想定で、完全密閉、唯一太陽光線のみがエネルギーとして利用可能という条件の中で(大きさに関する制約はなし)、地球と同じ起動で太陽の周りを回り、2000年後に500人の人間を連れて地球に帰還するために、宇宙船に持ち込むべきものは何かを話しあった。2000年という長きの間、人口を減らすことなく生活するために何が必要か、各グループが考え発表した。各チーム個性豊かなアイディアが出たが、一貫して重要としていたのは「太陽からのエネルギー確保」、「水と食料の自給」だ。宇宙船の中は当然資源などないために、なんとかして再生可能な資源を利用する必要がある。実はこのワークは、宇宙船、別の名を「地球」という惑星上で、以下に永続した社会を構築するかのアイディアだったのだ。

[1]: http://www.tnsij.org/
[2]: http://www.tnsij.org/about/flame/f_03.html