キューバの都市農業レポート
先日、キューバの都市農業のレポート 「Saludサルー!ハバナ」 [1] というDVDの上映会&監督を囲む会に参加した。
キューバの首都ハバナを中心に、都市の大部分の野菜や果実を自給しているという都市農業の事実をレポートしたドキュメンタリーだ。 野菜は有機栽培で農薬や化学肥料を使わず、機械も使わない伝統的農業の形態でおこなっているそうだ。
「都市の何処に畑にする場所があるのか?」、「農薬を使わないでどうやって野菜を作るのか?」
といった疑問にこのレポートは答えてくれる。
キューバはソビエト崩壊で食料、エネルギーの輸入が80%も減り、アメリカの経済封鎖で化学肥料や 農薬の輸入が激減した。国民の平均体重が9kgも減ったそうだ。 そういった極限の中で、自分達のできることを模索し実践した結果だ。国民の生活水準はまだまだ低く 課題も多いが、キューバのモデルは「実は本質はとてもシンプルなんだ」ということを気づかせてくれる。
監督・撮影・編集の井坂さんにも直接現地のお話を伺ったが、その話を聞いていると宮本常一が伝える 明治以前の村の人々の姿を見た気がした。
日本の資源がなく輸入に頼っているという状況は、以前のキューバと似ていると言える。 全く同じことが日本でも実践できるとは限らなが、「価値観」を転換すれば、今からでもどうにかなりそうだ という気がしてきた。漠然とした危機、不安に対して勇気を貰った気がする。
日本はキューバに起きたような「危機」に直面して初めて気づくのか、それともそれ以前に気づくのか。 それともずっと気づかないのか。
Kent Beckは「人はそれぞれの速度でしか変わることはできない」と言った。日本の速度はどうなんだろうか...
| [1] | : http://www.isacci.com/ |
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