ソフトウェア開発に役立つマインドマップ
やっとこのエントリがかける :)
ソフトウエア開発に役立つマインドマップ チームからアイデアを引き出す図解・発想法
マインドマップというツールをソフトウェア開発というコンテキストでどう適用するかについて、今まで著者が様々な場所で発信してきたアイディアをベースに、具体的な例を用いて解説している集大成と言える本。本書は著者である平鍋さんが、翻訳ではなく自分名義で書下した初の本であるとともに、氏の回り(日本、世界)の人の繋り(’’Frypan Network’’と勝手に命名)によって完成した本であるとも言える。
特に3章のマインドマップとUMLを相互の欠点を補いながら使用するというアイディアは、平鍋さん自身もよく言うように一歩間違えると「トンデモ系」になりがちな部分だ。しかし平鍋さんの、論理に情緒に訴える、硬軟の優れたバランス感覚によってWebの記事になり、JUDEに組込まれ、海外で論文となり、そして今回本として出版された。更に重要な点はこのアイディアを日本から世界に発信するという点にある。得てして海外の優れた考え方を輸入して消費する傾向になりがちなIT業界において、ちゃんと海外にも目を向けて発信できる平鍋さんの懐の広さが伺える(Matz、Kenjiの共通点はここか!?)。他にも4章の浅見さんによる マインドマップモデリングは斬新な発想だし、コラムが充実しているのもよい。
第二版への要望項目も挙げておこう。
- サブタイトルの「チーム」という側面があまりなかったので追加してほしい
- もっとソフトウェア開発の現場のシーン別の事例を増やしてください
- リアルタイムマインドマッピングプレゼンテーションを是非入れてください
ちなみに自分も2点ほどマインドマップの写真を寄稿している。といっても自分用マインドマップや、書籍掲載用のものではなくて、現場でホワイトボードに描いた生々しいマインドマップだ。(P51, P67)。特にP51のバーンダウン作戦会議のマインドマップは、かの有名(?)な界王拳が生まれたミーティングの時でもあるので懐しい。
最後に献本頂いた書籍に平鍋さんの直筆サインが書かれていたのに気づいたのは本を手にしてから数日後だった。マインドマップを平鍋さんに教えたつもりはないですが(笑)。FreeMindや手書きマインドマップをさんざんみせびらかし続けていたら、「JUDEにマインドマップ入れようと思うんだけど、どうかな?」と打ちあけられ、JUDEとマインドマップについてのブレストをしてから数年、このような形で本書のFrypan Networkに参加できたことは、とても光栄です。早くこの本の英語版がKentBシグネチャーシリーズで出版されますように。
Comment by 平鍋 on Thu Jun 14 14:42:48 2007
ありがと! Pragmatic Bookshelf になるかも。。
Comment by takeshi on Thu Jun 14 22:27:19 2007
Pragmatic Bookshelf
あー、そっちのほうがいろんな意味でやりやすそうですね。
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